肉食らう生産者

食虫植物、モウセンゴケ。

鹿児島では切り通しの斜面で見ることが多い気がします。

実は私、虫にハマる前の幼少時代は食虫植物にハマっていました。いいですよね、食虫植物。

モウセンゴケの、粘着で身動きを封じてからの消化吸収というえげつなさ、

ハエトリグサやタヌキモの、植物ながらも機械めいたギミックを用いる巧妙さ、

ウツボカズラの、まるで人間の唇や胃袋を思わせる捕虫器のおどろおどろしさ。

意志を持つかのように虫食らうその姿は、今に至るまで私が抱き続ける、生物という存在が持つ神秘性、その原初となりました。

大学の講義で、植物の教授が「ボルネオのジャングルには一面、巨大なウツボカズラに覆われた地帯があり…」という話を聞いたこともあったのですが、それはさぞ凄まじい光景なのでしょう。死ぬまでに一度見てみたいものです。

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クヌギを探せ!

前回は私らしからぬ、妙にくっさい文章でしたので、今回は近況でも。

実は私、昆虫好きを名乗っていながら、大学に入るまでまともに昆虫採集をしたことが無かったのです。

大学では自分の虫レベルの低さを特に思い知らされました。

どの位低いかと言うと、先輩同期、果ては後輩からも、いまだに「虫屋」を名乗ることを許されない位のレベルです。

少しでも虫屋という存在に近づくため、私はとりあえず地元の採集スポットを探し出す事にしました。

虫屋ってのは、自分の縄張りというか穴場というか、そんなのを持っているものでしょう?違いますかね

とりあえず有名所は確実に押さえるべく、佐世保で知らない人はいないであろう二つの某山に登る。車で。
来るべき夏に向け私が確保しておくのは、これまた王道中の王道、クヌギ。甲虫が好きなもので。

別にクヌギじゃなくとも、樹液が出て虫が寄り付きやすい木があることは、昔先輩などに教わってて全く知らないわけでも無いのですが、山で虫を探す基準点みたいな物に、どうしてもクヌギを据え置きたいという変な拘りから、とりあえずクヌギを探すようにしています。私の悪い癖です。無知は罪なり。

やはり上級者になるとクヌギなど最初から必要ないのでしょうか。効率的な照葉樹林の攻略法を考えねば。
そんなこんなで二つの某山で両方ともクヌギ林を発見。まあ分かりやすい所にあります。採集者も多いんじゃないでしょうか。

私は昼間にあっちこっち見回って採集するより、夜間での樹液や灯火、トラップによる採集が好きです。夜戦仕様です。決められたルートを辿るので分かりやすいですし。

しかし言い換えるとこれもまた、自分で可能性を萎めてる状態に過ぎず、やはり上級虫屋となれば、昼も夜も関係無いのでしょう。

虫屋の定義とは何でしょうか。私は未だにわかりません。

一つだけ言えるのは、「○○だから虫屋」という十分条件は思い付きませんが、「虫屋だから○○」という必要条件なら幾らでも出てくるという事です。

今の私がすべきなのは、この思い付く限りの必要条件をひたすら満たしていく事なのでしょう。


立派でなくとも、尊大でなくともいい。ただ「虫屋」というだけの、たった二文字の称号を勝ち取る、その日まで。

アダンの果実

2012年5月26日、与論島にて。
adan1
トカラ列島以南で普通に見られる亜熱帯植物のアダン(タコノキ科)です。これを見るたびに「南国に来たなー」という実感が湧きます。南西諸島の旅はアダン無くして始まらないと言いたい位です。
たまたま実がなっている木を見つけたので、大学の同期の手も借りて実をもぎ取りました。
adan2
これがその果実。遠目で見るとパイナップルに非常によく似ていますが、近くだと全くの別物であることがわかります。食べることも出来るそうですが、あまり美味しくは無いそうです。

というわけで実際に食ってみました(何で?)。一つ一つの出っ張った部分が可食部ということなので、それらを千切って食べてみると・・・これが極微妙に甘みがあるかないかという感じで、つまり味がほとんどありません。食感もシャリシャリとして繊維質でした。不味くはないですが、美味しくもありません。同じく南西諸島に生息しているヤシガニはこれを好んで食べるそうですが、私は数口で挫折してしまいました。
ちなみに、アダンの実は熟す前だとかなり硬いです。人に投げたら間違いなく怪我します。危ないのでやめましょう。
プロフィール

害虫

Author:害虫
たった一冊の昆虫図鑑に端を発し、「普通」の道からひたすら逸れ続けてしまい早20代半ば。

一流の「虫屋」と呼ばれる存在を目指し、日々奮闘している情けない新社会人。

しかし仕事に追われて虫捕りがこれっぽっちも出来ず、とりあえず当面はそちらに打ち込みたい。

良い言い方をすると、「自分の正しいと思う生き方の探求者」、悪い言い方をすると「社交性無きマイペース野郎」。

どっちになるかは将来の地位次第。


「最も賢い生活は、一時の風潮を馬鹿にしつつも適応していく事」

「上質な皮肉と風刺こそが最も優れたコミュニケーション手段」

「やる気を引き出す為の最たるファクターは、燃えたぎるような復讐心である」
という思想を人生のモットーとしている。

好きな生物はクワガタ、オサムシ、チョウ他多数の大型昆虫。1年置きに特定の虫に対してやたら執着する習性を持つ。最近はマルバネクワガタの繁殖に執心している。

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