怪物カミキリに出会った話

(もう米軍基地の強襲揚陸艦を遠目に探すだけの生活は嫌だお…)

という訳で実家の佐世保より再び鹿児島に舞い戻った私こと害虫です。ボノム・リシャールでっかかった。

最近絶望的に虫捕りに行けず、敢えてやったことを挙げるならば、せいぜい地元の山のクヌギを数秒眺めたぐらいでしょうか。カナブンしかおらんやっか…


とりあえず1/700空母タイコンデロガのプラモを即買いボンバーしたのですが、そろそろ軍事ネタの話をするのも飽きてきたんで、久々に虫の話を。


何度か話しておりますが、私はデカブツな虫が大好きです。小型の稀少種より大型の普通種を選ぶ位好きです。大型で稀少種なら尚更好きです。

そんな私が、今まで見てきた虫の中で、最も震撼した奴は何かと挙げるならば、これはもうアレしかいません。










タイタンオオウスバカミキリ。





ネットとかテレビでよく取り上げられる「巨大昆虫」の筆頭格たるアイツです。南米に生息していて、子供が手に持っている写真が特に有名ですね。

しかし「生で見た」という人は、その知名度の割には圧倒的に少ない筈でしょう。

ですが、私は偶然にもその「本物」を見る機会に巡り合う事ができたのです。

二年くらい前ですが、色々あって「タイタンの標本を持っている」と言う人と知り合いになり、実際にその標本を見せて貰ったのですが、それは写真で見るよりも、遥かに私の想像を超えた存在でした。



こんなです。

タイタンの姿自体は、ノコギリカミキリとウスバカミキリとベーツヒラタカミキリを5:4:1の割合で混ぜたような地味な物ですが、その規格外のデカさの前に、そんな文句は直ぐ様何処かへ消え失せる事でしょう。

初めて見た時の率直な感想は、「こんなん地球上にいる生物じゃねえ」でした。
もはや昆虫ではありません。怪物です。普通ならば、どんなにデカいデカいと言われる虫だって、所詮は指二本で摘める程度の大きさです。しかしコイツは違います。まさにネットで出回る写真のように、片手全体で掴まなければならない程デカいのです。「摘む」ではなく「掴む」です。

確かにカブトムシとかクワガタでも、近年は大型の外来種の入手が簡単になり、巨大な個体を店先で見る機会も増えましたが、こいつはカミキリムシです。その辺の養殖臭い連中とは違って、普段ならまず見かけもしないものですから、衝撃度も桁違いでした。


コレのせいで、私は今まで意識して手を出していなかった、目眩めくカミキリムシの世界(大型に限る)に誘われる事となったのです。

聞こえは良いけど、実際はただのミーハーだがな!!!
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いのちのかがやき

―正直のところ、これから先のお前の人生に、「輝ける栄光の道」だとか何とか、そんなものがあるとは到底思えんがね。


………。


―だってそうだろう?お前はこれまでの人生すらも、負けに負けを重ねた上においてしか成り立ち得なかったじゃないか。満足に信用し合える友の一人もいなければ、頭も悪いし顔も体も醜いばかり。親兄弟の信頼すらも、とうに地の底に墜ちただろう。

誰もお前を大事にしない。頼りにしない。尊敬もしない。それはこれからもずっと変わらないだろう。

頑張るだとか、がむしゃらだとか、綺麗事を言うか?何の結果も生み得ぬお前にとって、それらに一体何の意味や価値がある?お前は一生、理想のお前たり得る事は無い。



…………。




―…そこでだ、そんな生きてる事すら無価値なお前が、ふてぶてしくも一発逆転を狙い、あり得ないながらも「価値有る人生」を手に入れるには、どうすべきか?

方法はある。だが一つだけだ。


―ここに一機のレシプロ戦闘機がある。旧式さ。かつては身軽でよく飛ぶと手練れ達から散々持て囃されたがね。今は見る影もない。「奴ら」はコレよりよっぽど上等なモノを乗り回すんだからな。


要は簡単、コレにしこたま爆弾のっけて、「奴ら」の艦に突っ込むだけだ。ほんの一瞬さ。痛くも熱くもねえ筈だ。


……………。


―「奴ら」の艦は日に日に増えるばっかしだ。手練れ達は我先にと死んじまった。
こうするしかもう手がねえのさ。


だがよ、落ち着いて考えてもみろ。今まで生きてて何の価値も見いだせなかった、そして今後も一切、誰の何の為にも動けないような奴がさ、その糞の役にも立たない命を一つ差し出すだけで、「奴ら」の艦を沈められるかもしれん。

もし沈められたら-

たった一人の命で、「奴ら」の戦力を大幅に削れる。何百、何千と殺るんだからな。お前に絶大なる感謝と敬意を送る事に、誰も異論は唱えまい。お前がチラシの裏に求めたような、文字通りの英雄の誕生さ。得られる栄光も、その下らん人生を幾度繰り返したとて、決して積み上げられる筈の無い程に莫大だ。しかもそれは、ほんのひと時だけの話に留まらねえ。遥か未来の世界にだってお前の名と武勇は広く渡り、皆の心とやらに生き続けるだろうぜ。どうだ?悪くない賭けだろ?

さあ掴め、そして変えてみせろ。
役立たずの人生を。錆びたレールの上に敷かれた未来を。


…………。
………………。
…………………………。

ひねくれ者とボックの車

注意!この文は人によっては非常に不謹慎かつ不快感を催しかねる内容となります。ネタをネタだと理解できない、個人の好みにも寛容になれないような心の狭い人はさっさとお帰り下さい








今日8月9日は言わずと知れた長崎原爆投下の日。

大東亜戦争の末期の末期、アメリカは満身創痍ってレベルじゃない日本が、「負けたと思わなければ負けじゃねえ!」「ここからが本当に最後の勝負、本土決戦じゃい!」と叫び降伏する気が無い事に痺れを切らし、早急な戦意喪失を計る(という名目の実験目的。誰だ「日本を石器時代まで戻す」とか言った奴)為に、新兵器「原子爆弾」の投下を決定したのです。

まず8月6日に、B-29「エノラ・ゲイ」にポール・ティベッツ機長以下乗組員搭乗の元、広島に原爆「リトル・ボーイ」の投下を完遂。

続く9日にも、小倉への投下が決定していました。しかし当日、小倉周辺の天候が不良だった事により標的を変更。B-29「ボックス・カー」は長崎へと原爆「ファット・マン」を投下したのです。


こうして引き起こされた大惨事ですが、私は長崎県民であるが為に、小中学の時代はこの話をしこたま聞かされたものです。

そもそも、長崎県は夏休み中にも関わらず、8月9日は登校日となり、学校で黙祷を捧げるようにされています(11時2分にサイレンも鳴ります)。

学校の体育館には壁一面に、道端に積み上がった黒焦げ死体や人骨、ケロイドを起こした人間などの白黒写真が張り巡らされ、B-29二機で学校の運動場が埋まるだの、焼夷弾撒き散らした後は低空飛行で人目がけて機銃掃射だのと話を聞いたものです。


こうして子供達に、早い段階から「戦争いくない」とか「いのちだいじに」とか言ったド安直なヒューマニズムを植え付けようという魂胆なのですが、生まれついてのひねくれ者を自称する私がこんな話を聞いて一般人と同じような反応を返す筈も無く、当時から思っていたのが、「B-29ってスゲー飛行機なんだな…」でした。

佐世保名物、歪んだ人格者の出来上がりです。


B-29の無機質な銀ピカのっぺりボディ、結集された技術の機能美、多くの爆弾積載量で都市をも更地に変える「戦略爆撃機」、「超空要塞(スーパー・フォートレス)」の名を冠するに恥じない圧倒的な攻撃力などの魅力も去る事ながら、私が特に注目していたのが、あの長崎に原爆を投下した「ボックス・カー」です。「箱車?なんじゃその名前の由来…?」と思って調べてみると、

ボックス・カーは「屋根付き貨物列車」を表すbox carと、「機長のフレデリック・ボック氏の専用機」という意味合いでのBocks carというダブルネーミング

だった事が判明し、上手い言い回しだなと思いつつ、その写真を見て驚愕。「ボックス・カー」のノーズアート(機体先端付近に描かれる絵)がとんでもないのでした。

※画像はネットからの拾い物です。



SALT LAKE → NAGASAKI

な、なんじゃ、こりゃ…

他人事的な言い方ですが、長崎県民が見たら発狂とかいうレベルじゃないですね。

しかもこのアート自体は、戦後に描かれたというのだから更に始末が悪い…。

非道の限りを尽くしても、勝てば大正義であるアメリカらしさが全面に出ております。

しかしこんな画像見せられた所でも、私のB-29に対する細やかな興味が冷める訳でもなく、寧ろ強くなる一方に。近年は抑え気味でしたが、特に最近になって再燃しました。

アメリカ側もここまで不謹慎さ極まっているなら、私もいっそ、この本物を見てみたいものですね。


因みに、まだ飛行可能なB-29は現存するらしいです。「FIFI」と名付けられた一機のみらしいのですが、詳しい事があまり分からないので、知っている人がいたら情報お願いします。


多くの犠牲者を出し、今も苦しみ続ける人がいるのを差し置いて不謹慎な自分語りをしてしましたが、勿論彼らへの追悼の念までも捨てている訳ではありません。

最も怖いのは、原爆の恐怖そのものが忘れ去られる事なのでしょうからね…。




ちなみに、私は被爆3世です。

張り線に挑戦

前の記事で紹介した空母ホーネット(の模型)。

個人的にもお気に入りなので、更なるディテールアップをすべく、艦橋にアンテナ線を張ってみました。



こんなんなりました。

最近では釣り糸や真鍮線などを素材に用いるようですが、私は釣りをしないので、昔ながらの手頃な伸ばしランナーを使いました。張り線は前からやってみたくはあったのですが、「どこをどう線で繋げばいいんだ…」とイマイチわからずスルーしていました。

白黒のリアル写真や模型写真を参考にして半ばゴリ押し気味に作成。

普段不器用なだけに、我ながらではそこそこ上手くいったと思います。





線を塗装。よりリアルに近付けます。



B-25ミッチェル、ドーリットル隊、出撃!
日本本土を爆撃せよ!

このまた更にディテールアップを可能にする、エッチングパーツなる部品があるようですが、…あんまプロ志向も無いので、とりあえずはこのまんまでいいと思います。
プロフィール

害虫

Author:害虫
たった一冊の昆虫図鑑に端を発し、「普通」の道からひたすら逸れ続けてしまい早20代半ば。

一流の「虫屋」と呼ばれる存在を目指し、日々奮闘している情けない新社会人。

しかし仕事に追われて虫捕りがこれっぽっちも出来ず、とりあえず当面はそちらに打ち込みたい。

良い言い方をすると、「自分の正しいと思う生き方の探求者」、悪い言い方をすると「社交性無きマイペース野郎」。

どっちになるかは将来の地位次第。


「最も賢い生活は、一時の風潮を馬鹿にしつつも適応していく事」

「上質な皮肉と風刺こそが最も優れたコミュニケーション手段」

「やる気を引き出す為の最たるファクターは、燃えたぎるような復讐心である」
という思想を人生のモットーとしている。

好きな生物はクワガタ、オサムシ、チョウ他多数の大型昆虫。1年置きに特定の虫に対してやたら執着する習性を持つ。最近はマルバネクワガタの繁殖に執心している。

リンクはフリーです。

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