肉食らう生産者

食虫植物、モウセンゴケ。

鹿児島では切り通しの斜面で見ることが多い気がします。

実は私、虫にハマる前の幼少時代は食虫植物にハマっていました。いいですよね、食虫植物。

モウセンゴケの、粘着で身動きを封じてからの消化吸収というえげつなさ、

ハエトリグサやタヌキモの、植物ながらも機械めいたギミックを用いる巧妙さ、

ウツボカズラの、まるで人間の唇や胃袋を思わせる捕虫器のおどろおどろしさ。

意志を持つかのように虫食らうその姿は、今に至るまで私が抱き続ける、生物という存在が持つ神秘性、その原初となりました。

大学の講義で、植物の教授が「ボルネオのジャングルには一面、巨大なウツボカズラに覆われた地帯があり…」という話を聞いたこともあったのですが、それはさぞ凄まじい光景なのでしょう。死ぬまでに一度見てみたいものです。

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禁じられた縦角

どうも、害虫です。

気が付いたら石垣島で大規模な採集規制が掛かってました。皆大好きヤエヤママルバネ、チャイロマルバネやヤエヤマノコギリまでもが枕を並べて討ち死にする事態に。

あああぁぁぁんんまりだアアアアアァァ…

という訳なので、今後流通する石垣島産マルバネ成虫の生体は、CB個体の物限りとなってしまいました。それに合わせて幼虫の供給量もガタ落ちするのは必至なので、値段は今まで以上に跳ね上がるに違いありません。

現在私が累代に挑戦しているヤエマルも石垣産です。ただでさえ虎の子だったのが、ますます貴重な存在となりました。これは一層無駄には出来ない…。

今のところ、この位まで成長しています。てっきり終令になっているかと思いきや、普通に全然まだ二令ですね。早トチリ乙。やはり成長が遅い…

ああ、早く繭の中から成虫を割り出すあの瞬間をもう一度味わいたい!!

鹿屋の翼は眠れない・後

エアメモリアルかのや編、いよいよ完結です。

前回のあらすじ

鹿屋基地のイベント会場に地上展示されていた一機のヘリコプター。しかしそれは普通のヘリコプターではなく…

その時、害虫氏に電流走るっ……!!

ま、まさか…
まさかこのヘリコプターは……


MH-53E!!?

何故ここに!!?

MH-53E シードラゴン 掃海ヘリコプター

主に海上での機雷除去に使用される、自衛隊が所持する中で最も巨大なヘリコプター。大型輸送ヘリ「CH-53E スーパースタリオン」の派生型であり、両側に付いた巨大な燃料タンクが特徴的。CH-53Eともコレの有る無しで区別が可能。

元々CH-53Eが映画「トランスフォーマー リベンジ」に敵役として登場した事がきっかけで、その派生であるMH-53Eの存在も知る事となったのですが、チヌークすらも上回るその巨体を是非一度見てみたく思っていたのです。まさかこんな所で叶うとは…!!

デカい。

デカい。

デカスギィ!!!

大型バスの如き巨体を飛ばすために、エンジンが3基、メインローターの羽が7枚も付いているモンスターヘリです。日本では岩国基地に配備されており、現在は6機しか運用されていません。普段見る機会があまり無いように思えるF-2戦闘機ですら90機近く配備されている事を考えれば、かなりのレア機体ではないでしょうか。

実は鹿屋基地には演習等でちょくちょく飛来しているそうなのですが、全く知りませんでした。鹿児島に5年近く住んでおきながら何という灯台デモクラシー、じゃなくて下暗し。

故障した時に部品を新しく仕入れる事が困難等、様々な理由から別のヘリコプターへの交代が始まっているらしく、シードラゴンは遠くない未来にいなくなってしまうと思われます。間に合って良かった。

その後イベントは民間アクロバット飛行チームによるセスナ機の曲芸飛行、海上自衛隊音楽隊による演奏会と続きます。特に演奏会では何やら巷で有名な三宅三等海曹による歌も披露されるとかで、人集りが物凄いことに。三宅三曹についてよく知らなかった私は何故こんなに人気なのか分からずにいました。その人の歌声を実際に聴くまでは…

いやー、ものスッゴい美声じゃないですか。なる程そりゃ人気な訳です。「どーせマスコミとかが勝手に持ち上げてるだけだろ皆ミーハー乙」とか内心思ってマジすんませんでした。普段なら彼女が登場する演奏会の整理券が瞬時に消し飛ぶとか何とか。という事はまたしても貴重な体験だったという訳でしょうか?やったぜ。

そして演奏会のシメはお馴染み「軍艦行進曲」。ここ半年近くで自衛隊の演奏会の場に足を運ぶ事が増えた気がするのですが、やはりいつも最後はコレですね。そして人目も憚らず演奏に合わせて熱唱する害虫氏。隣は割と迷惑かもしれないです。これが更に音痴だったらもう目も当てられないので、そうならないように日頃から練習していたという訳です。

演奏会が終わると、いよいよイベントもクライマックス。次に登場したのは…

AH-64D アパッチ・ロングボウ

出ました、世界最強の攻撃ヘリコプター。30mmガトリング砲やら対戦車ミサイルやらをふんだんに搭載可能であり、ある中東の戦線では、敵の地上部隊が襲い来るアメリカ軍のAH-64Dを一目見ただけでビビりまくり、そのまま投降してしまったという逸話を持つ程です。高度化された電子システムを駆使しての操縦は、人間業とは思えぬ技術を要するとか何とか。

見た目が攻撃的なら、そのエンジン音までもがどことなく攻撃的に聞こえる不思議。

「小便は済ませたか?神様へお祈りは?塹壕の隅でガタガタふるえて命乞いする心の準備はOK?」

確かにこんなものが装備を満載して押し寄せて来たら、そりゃションベンの一つもちびりたくなりますわ…。

今回は飛行展示だけでしたが、これが富士の総合火力演習だとミサイルやガトリングをドババババしてくれるんでしょうね。是非とも見てみたいもんです。

続いて、どこか懐かしいキレのあるジェット音を響かせ飛んできたのは…

T-4 練習機

かの有名なブルーインパルスの現用機体としても使われている、戦闘機乗りの為の訓練機です。ちなみに純国産。デザインがAV-8ハリアーⅡ辺りにちょっと似ている気がする。飛行展示では650kmものスピードでの高速飛行などを披露しました。ああ、こんなん見せられたらまた戦闘機が飛ぶ航空祭に行きたくなっちゃうじゃないか。やはり高速ジェット機は素晴らしいです。


そしていよいよラスト。トリを飾るのはやはり……

P-3Cィィィ!!!!
四発大型レシプロ機ながらも、なかなかアクロバティックな飛行展示をお見舞いしてくれます。これぞ、エアメモリアルかのや最大の見所!

なんと、右端のエンジン一基を停止させながら飛んでいます。P-3Cの優秀な飛行能力を誇示するが如く。

上昇飛行するP-3C。

他にも、失速ギリギリでの低速飛行や急角度でのバンクなど、巨体を生かしたスリリングな内容ばかり。中でも一番ツボにハマったのは対潜攻撃デモ。

なぜか「基地内に潜水艦が出現しました」という無茶振り全開な想定でP-3Cが出動、対潜爆弾を投下しこれを撃滅するという流れなのですが、デモでありながら爆弾命中のエフェクト表現をする為地上でリアル火薬が使われたりと、なかなか手が込んでおりました。

ただ、攻撃デモのBGMが何故か終始「エヴァのヤシマ作戦のテーマ」なせいで、驚きや感心よりも笑いの方が先に込み上げて来てしまい、更にMCが火薬をいつもより割増で使用している事をアピールすべく「サービスサービスゥ♪(男声)」とか言うもんだから、混み合う観衆の中で吹き出す羽目に。やかましいわい!!(褒めてます)

そういえば「地上に潜水艦が出た」ってかなり無理そうな設定のように思えますが、近年は艦船が美少女化された挙げ句地上を平然と歩き回るゲームが幅を利かせまくっている事を考えれば、あながち意味不明な話でも無く、その上でP-3Cのやった事を考えれば……


男P-3C、魂の爆弾投下で艦娘(潜水艦)を粉砕

って事に…?
やりますねえ!!

話がそれましたが、P-3Cは無事着陸態勢に移り、これにてエアメモリアルかのやの全イベントが終了しました。

帰りに資料館を急ぎ足で見学。土産にはカンパンを買いました。引き上げ中に帰投するMH-53Eが頭上を通過。予想以上に重低音なプロペラ音でした。

今回も、良い航空祭だった…。

もっと早くイベントの存在に気がついていれば良かったと勿体なく感じましたが、しかし1回でも行く機会に恵まれたのだからここは寧ろラッキーと思うべきですね。

今年の新田原航空祭にも絶対行くぞオラァ!!

鹿屋の翼は眠れない・中

前回の続きです。

オープニングフライト、航空学生によるファンシードリルが終わって一息つくかと思いきや、地上展示されていた機体に突如変化が…

C-130H ハーキュリーズ


どうも、新田原以来だな!

お馴染みベテラン輸送機です。今回は迷彩使用。展示用かと思っていたのですが、突然エンジンスタートを始めたのです。何をする気なのか……

あ、この方々はまさか…

みんな大好き、陸上自衛隊第一空挺団の皆さんではありませんか!どうやら今回の空挺降下デモはコレでやるそうです。事前に見たプログラムではCH-47Jチヌークによるものと書いていたので、これにはびっくり。

空挺団を乗せ終えると、滑走路へ向けてタキシング。すぐ目の前を通過する四発機のエンジン音のこれまた凄いのなんの。新田原で味わった「F-4の高速飛行」に匹敵する程の、耳が劈けんばかりの爆音でした。だがそれがいい。

ちなみにこの時、隣にいた子供が得意調子に

「これでC-1(P-1?)は要らないね!」

という言葉を発しているのを聞き、思わず「要るよ!?」と小声で突っ込んでしまいました。

ハーキュリーズが離陸、飛び去って旋回してくるまでの間に、オープニングフライトで登場したP-3Cが帰還。一枚の写真に3機収まるのは迫力満天。

そしてUH-60Jによる救難デモ展示。

UH-60、愛称の「ブラックホーク」という名前の方が有名ではないでしょうか。日本仕様のUH-60Jは主に救難を目的として運用されていますが、本来ならば一個分隊乗っけて機銃をドババババ、なんて事も可能な多用途ヘリコプターです。「HELLSING」のOVAで第九次十字軍がチヌークに紛れて乗り回していたのも確かコレじゃなかったかと…

さて、そうこうしている内にハーキュリーズが基地上空に戻って参りました。いよいよ空挺降下が始まります。



うおお…やはり素晴らしい!1秒置きに降下するので、落下傘が綺麗に等間隔で並んでいます。その勇ましさと優雅さはまさに「空の神兵」で歌われていた内容そのものです。

さて、次は地上展示。

P-1 哨戒機
やはり新型のレア機体ともあって、人だかりも中々のものです。

C-130H ハーキュリーズ
こちらは海上自衛隊仕様。新田原で見たのより色が薄めです。よく見ると意外に主翼が長い…。

ストライカー 消防車

基地内の飛行場で用いられる消防車です。某オートボットの赤いジジイで知られるパンターと少し似ていますが、全くの別物。車高が高いので運転席からの眺めはなかなか。

ハープーンミサイル

お馴染み対艦ミサイル。P-3Cの主翼下にも搭載が可能です。奥に見える下向きに開いた扉はP-3Cの爆弾倉。哨戒機って名前だから単に潜水艦の位置を探るだけかとずっと思っていたのですが、バッチリ攻撃機能ありましたね。大戦時下の航空機ばかりに目が行きすぎて現用機の魅力に気付かずにいるのは、やはり大変勿体ないと思います。「魅力が薄い」などと言って悪かった、二度と言うまい!

他にはヘリコプターの地上展示なども多く見られたのですが、その中で一番衝撃だったのが…



!!?


次回に続く…
プロフィール

害虫

Author:害虫
たった一冊の昆虫図鑑に端を発し、「普通」の道からひたすら逸れ続けてしまい早20代半ば。

一流の「虫屋」と呼ばれる存在を目指し、日々奮闘している情けない新社会人。

しかし仕事に追われて虫捕りがこれっぽっちも出来ず、とりあえず当面はそちらに打ち込みたい。

良い言い方をすると、「自分の正しいと思う生き方の探求者」、悪い言い方をすると「社交性無きマイペース野郎」。

どっちになるかは将来の地位次第。


「最も賢い生活は、一時の風潮を馬鹿にしつつも適応していく事」

「上質な皮肉と風刺こそが最も優れたコミュニケーション手段」

「やる気を引き出す為の最たるファクターは、燃えたぎるような復讐心である」
という思想を人生のモットーとしている。

好きな生物はクワガタ、オサムシ、チョウ他多数の大型昆虫。1年置きに特定の虫に対してやたら執着する習性を持つ。最近はマルバネクワガタの繁殖に執心している。

リンクはフリーです。

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