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マット交換

うちのヤエヤママルバネが所属する第一クワガタ繁殖小隊「デスティニーズ・トッツ」の飼育ケースにフンが目立ってきたので、今日マット交換をしました。

しかしマルバネクワガタの場合、マットを一度に全て変えると体調を崩しやすくなり、最悪全滅する恐れがあるらしいので、目立つフンだけ取り除いて実質継ぎ足しという形で、新たなマットを投入。


100円玉と比較した現在の幼虫たち。殆どが二令後期に突入しています。半年前はご飯粒のような大きさだったのが、今やここまで成長。フンの量も加速度的に増加しています。

そしてついに終令に脱皮した幼虫も!
ようやくここまで来ました…。しかしマルバネの真に恐ろしいのはここからです。今後1年近くかけて体が更に太くなり、遂にはカブトムシの幼虫クラスにまで巨大化するのです。必要なマット量や飼育スペースもバカにならなくなるでしょう。大プラケでの多頭飼育もそろそろ限界ですし…。


マットにクセがあり、販売でも自然下でも手に入れにくく、2年かけて2ヶ月半しか成虫をやらない。マルバネクワガタは確かにすんばらしいクワガタですが、累代飼育には圧倒的に不向きです。単純に成虫標本が欲しいだけなら現地に採集に行くなりオークションで落とすなりと、幾らでも方法が有るわけです。

幼虫を一から飼育するのはゴメンだが成虫だけなら大歓迎という変な人気の為、近年の離島の採集規制の流れにつけ込まれる隙を与えてしまう事となり、現在国内で採集可能なのは、亜種も含めた6種の内、ヤエヤママルバネ、チャイロマルバネ、オキナワマルバネの3種であり、採集可能地に至っては、もう西表島と沖縄本島の2つしか残されていません。

たとえ自然個体が絶滅寸前にまで減ったとしても、オオクワガタみたいに繁殖技術と流通が確立されて、せめて繁殖個体だけでも大量に生き延びさせる方法などがあった筈なのですが、あまりにも急進的過ぎる採集規制は、その猶予すら与えてくれませんでした。規制側はヤンバルテナガコガネの例などから何も学ばなかったのでしょうか?クワガタ研究の多くはアマチュアが切り拓いてきたという事実すらも?

おそらくマルバネは今後も(飼育種としては)マイナーなクワガタの位置を動かないでしょう。もともと対象年齢自体がかなり高めなクワガタです。だからと言って、もしマルバネ飼育がブームになったりしたら、それはそれで「ちょっと最近新参多すぎんよ~」とか言っちゃうのかもしれませんが。


まあ捻くれ者とはそんなものです。
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プロフィール

害虫

Author:害虫
たった一冊の昆虫図鑑に端を発し、「普通」の道からひたすら逸れ続けてしまい早20代半ば。

一流の「虫屋」と呼ばれる存在を目指し、日々奮闘している情けない新社会人。

しかし仕事に追われて虫捕りがこれっぽっちも出来ず、とりあえず当面はそちらに打ち込みたい。

良い言い方をすると、「自分の正しいと思う生き方の探求者」、悪い言い方をすると「社交性無きマイペース野郎」。

どっちになるかは将来の地位次第。


「最も賢い生活は、一時の風潮を馬鹿にしつつも適応していく事」

「上質な皮肉と風刺こそが最も優れたコミュニケーション手段」

「やる気を引き出す為の最たるファクターは、燃えたぎるような復讐心である」
という思想を人生のモットーとしている。

好きな生物はクワガタ、オサムシ、チョウ他多数の大型昆虫。1年置きに特定の虫に対してやたら執着する習性を持つ。最近はマルバネクワガタの繁殖に執心している。

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